成田離婚(なりたりこん)とは、結婚したての男女が新婚旅行を期に離婚してしまうこと。
成田空港から新婚旅行に出発した、あるいはしようとしたカップルが、空港内及び旅行中に、些細なトラブルからお互いの関係が狂い、もしくは結婚生活が相手と成立するのかを考え直し、出発直前または帰国後に離婚してしまうことをいう。とりわけ女性側から三行半を突きつける場合に多く用いられるが、男性側から離婚を突きつける場合もある。
主なトラブルとしては、
パスポート忘れによる口論
飛行機に乗り遅れによる口論
荷物の紛失による口論
待ち時間中の会話から起こる口論
行動の行き違いによるケンカ・口論
夫が外国語を話せないことによる皮肉から起こる口論
結婚前の挨拶で夫の態度が卑屈にみえたことの皮肉から起こる口論
などとるに足らない些細なことが多い。
これらの口論は相手に対する思いやりや優しさの欠如から生じることであり、この程度のことを平和に解決できない人々は早晩離婚に至ることが予想されよう。子供が生まれてから離婚するよりは、早めにけりをつけたほうが本人同士の為になるとも考えられる。
成田離婚はバブル経済期に有名になった。一因としては、経済力をつけた未婚女性が外国旅行を楽しむ機会が多くなった一方で、企業戦士であることを社会的に要請され続けた男性はそのような経験が少ない傾向があったため、日本国内ではそれなりに立派に見えた夫が外国では言葉が通じずおろおろする醜態をさらすことになる場合があった。このような姿を見て夫に幻滅することから生じることが多かったとされる。
他にも、結婚前の挨拶で夫が自分の父親に礼を尽くしているのを見た妻が、自分は見下している父親に卑屈な態度をとることから夫を尊敬できなくなり、離婚に至るケースも多いとされる。
テレビドラマ『成田離婚』にも取り上げられ流行語になった。